骨に注目すると、改善すべき習慣がわかる?

投稿日時:2018/02/19(月) 14:52

「骨粗鬆症(こつそそうしょう)」という言葉を
聞いたことがあるという方は多いでしょう。

骨粗鬆症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、
骨折しやすくなる病気です。
骨は、身体を支える柱としての役割と
カルシウムを貯蔵する場という役割を持っています。

骨粗鬆症は、閉経した女性がかかりやすい病気とされています。
しかし、近年、女性の早期閉経や過度なダイエットが原因によって
発症するケースも見られるようになってきました。

女性の骨粗鬆症につながる症状である骨量減少症は
30代では約30人に1人、
40代では10人に1人という報告もあります。

女性にとって健康な骨を維持するために
欠かせないホルモンが、何かをご存知ですか?

それは卵胞ホルモンである「エストロゲン」です。
エストロゲンは黄体ホルモンであるプロゲステロンと共に、
「女性ホルモン」の名称で知られています。

エストロゲンは、8~9歳ごろに卵巣より分泌されはじめます。
12歳ごろになると分泌量が増えるため、初潮を迎えます。

エストロゲンと呼ばれるホルモンは、
妊娠を望む女性にとって必要な条件となる
「子宮内膜の増殖」をコントロールします。
子宮内膜を厚くすることは、
妊娠しやすい体質となることにつながります。

一方でエストロゲンによる
女性の骨の健康を維持するという重要な役割の内容とは、
1.骨を生成する骨芽細胞の働きを促進する
2.骨を壊す破骨細胞の働きを抑える
3.骨からのカルシウム流出を抑える
というものです。

骨密度が高いと、破骨細胞が骨を破壊する速度が妨げられるため、
閉経後に骨粗鬆症を発症するまでの期間が長くなります。

実は、カルシウム不足による弊害は、
骨粗鬆症を引き起こすだけではないのです。

生命を維持するための器官である心臓や脳には、
イオン化したカルシウムが必要不可欠な栄養素となっています。
筋肉を動かす際にも、カルシウムが使われます。
他には、神経の働きを整える、
血液のデトックスを行うことなどがわかってきています。

骨量減少症や骨粗鬆症の予防には、
何よりもカルシウムを積極的に摂取することが求められます。

厚生労働省によるカルシウム摂取量の統計データを見ると、
どの年代においても、
10年前より明らかに減少していることがわかります。




女性にとって健康な骨を維持することは、
エストロゲンが正常な働きを行っていることと
同意義であるように思います。

よって、妊娠を望む女性においても、しっかりとした骨の形成は
重要課題といっても過言ではないでしょう。

妊娠を望まれている方こそ、身体の内側の調整と
それを支える外側のメンテナンスを必要としています。

整体だから、骨をボキボキするだけでは…
ということは子宝整体ではあり得ません!


不妊子宝整体では、臨むべき妊娠へ向けての身体づくりだけでなく、
カウンセリングを通じて生活指導を行うなど
妊娠へできることを一緒にすすめていくつもりです。

今までの妊活の家庭で何かしら不安に思っていることなども、
ぜひともご相談ください。