不妊の悩み、誰に話しますか?

投稿日時:2020/07/02(木) 09:30

不妊に悩んでいる人、不妊治療に取り組む人は年々増加しています。
また、不妊治療の内の体外受精と顕微授精の結果出生した赤ちゃんの
総出生児数に占める割合も確実に増えてきています。
平成18年度は1.79%、
平成23年度は3.09%、
平成26年度は4.71%
という厚生労働省の資料にあります。

参照:【表2-1生殖補助医療による出生児数の推移】
https://www.mhlw.go.jp/iken/after-service-20180119/dl/after-service-20180119_houkoku.pdf

平成26年度では約5%と考えると、
おおよそ20人に1人は、体外受精か顕微鏡受精の結果
生まれたお子さんということになります。

小中学校では一クラスの人数が多いと40人前後ですから、
クラスに2人くらいいらっしゃる計算です。

こう考えると、不妊治療は特別なことでも珍しいことでもない、
という感じがしてくるのではないでしょうか。


そうはいっても、なかなか子どもを授かることができない時に
悩まずに済むということはまずありませんよね。

そんな時、話を聞いてもらったり、アドバイスを受けたりする
相談相手の存在は大切です。

身近なところでは、パートナーや両親などの家族ですね。
あるいは親しい友人にということも考えられるでしょう。

でも、
孫を期待して待っている両親、
すでに子どもを持っている友人、
反対に出産のことをまだ考えていない友人
などには相談しにくいことも多いはず。

また、妊活・不妊治療についての温度差を感じているパートナーにも、
相談はしづらいものですね。
最終的にはパートナーともよく話し合うべきなのですが、
二人のすれ違いにならないためには、どう話し合うのが良いのか、
迷いが出るのは当たり前だと思います。





そんな時に、利用してみてもらいたいのが、
「不妊相談センター」です。

医療機関が独自に設置していたり、
不妊で悩む人などを支援している団体が実施していたりもしますが、
無料で利用できる安心感があるのは、
全国各地に設置されている「不妊相談センター」です。
各都道府県、指定都市、中核市などが設置していて、
各自治体によって違いはありますが、
医師、助産師、看護師、保健師、心理職、不妊カウンセラーなど
専門知識を持った人が対応してくれます。

ここでは、
・不妊の悩みに対しての医学的、心理的相談
・診療機関ごとの不妊治療の実施状況などの情報提供
などを受けることができます。

最近では、不妊で悩む当事者や経験者の交流会や
不妊治療などに関するセミナーを
実施しているところも多いようです。

インターネットから手軽に情報を集めることができますが、
はたしてその情報は正しいのか?
自分たち夫婦にマッチしている情報なのか?
などの不安もぬぐい切れません。

それらの不確かな情報について医師から確認を取ることで、
不安を取り除くことができる場合もあります。
病院を受診して相談するのには費用がかかるので、
躊躇してしまうこともあるかと思いますが、
相談センターならば、無料なのでぜひ活用するべきだと思います。

身近で知り合う機会のなかなかない、
同じ悩みを持つ人と話す機会を持てることも
大きなメリットとなると思います。


もちろん私たち子宝整体施術の際にも、
お悩み事がある場合は遠慮なくご相談ください。