男性の主な不妊の原因とは?幼少期の病気が原因となることも

投稿日時:2019/07/16(火) 14:11

不妊の原因は男性側にもあります。

男性の場合、注目すべきは幼少期の病気が元で
不妊症になるケースがあることです。

子供の頃にヘルニアの手術を受けていたり、
停留睾丸の手術をしていると、
精子を運ぶ管がつまることがあります。

このほか、よく言われるのは子供の頃に
おたふくかぜにかかり、
高熱を出した経験があると
精子を作れなくなるというものです。

また、小児がんにかかった場合も、
精子を作りにくくなることがあります。

なかなか子供ができない場合、
男性がこのうちのどれかに当てはまるのであれば、
なるべく早く病院に行って検査を受けたほうがいいでしょう。

子供の頃の病気だけでなく、
成人してから糖尿病を患っても、
不妊症になることがあります。

糖尿病の初期には勃起障害や
射精障害が起きることがあります。

これも不妊につながりますが、さらに糖尿病が進むと、
精子の生成能力が衰えてくるので、
もっと妊娠させづらくなります。

男性の場合は泌尿器科で精液検査を受ければ
簡単にわかるので、不妊症の疑いがあれば
一度受診してみるといいでしょう。





もっとも、男性の不妊症はこれだけではありません。

射精がうまくできない場合や、
精子の数が少なかったり運動率が悪い場合も、
妊娠しにくくなります。

さらに、もっと症状が進むと
精子がまったくない無精子症もあります。

射精がうまくできない原因の多くは、
ストレスなどによる心因性の疾患です。

セックスしようにも、正常に勃起しない
EDのようなわかりやすい症状のほか、
セックスは正常にできるのに、
膣内で射精できない膣内射精障害もあります。

不妊治療の初期には、次の排卵日を予想して
性交渉を行うよう指導がありますが、
これがストレスになって、
かえって勃起障害などを引き起こす
ケースもあるようです。

このほか、動脈硬化も性機能障害の要因と
なりやすいので、根本的な体質改善が
求められる場合もあります。

男性の精巣に起こる病気に
「精索静脈瘤」がありますが、
これにかかると精子が十分な
運動能力を持つことができなかったり、
奇形の精子が増えて受精率が
低下する場合があります。

精索静脈瘤の場合は、手術することによって
不妊が解消する可能性がありますから、
ぜひ手術を受けましょう。

男性の不妊には無精子症がありますが、
これは精液の中に精子がまったく存在しないものです。

しかし、無精子症の中には、
精巣の中では精子が作られているのに、
精液の中に精子が含まれない
閉塞性無精子症もあります。

閉塞性無精子症の中には先天性の疾患
もありますが、後天性の原因としては、
鼠経ヘルニアの手術が影響している場合があります。

精液の中に精子がなくても、精巣で作られているなら、
その精子を抽出して顕微授精させることも可能です。

つまり、精液の中に精子がなくても、
まだ十分に可能性は残されているのです。

このように、男性の不妊症の原因はさまざまで、
さらにこれらが複雑に絡み合っている場合もあります。

病院で不妊治療を受けながら子宝整体を受けることで、
体質を改善してさらに精子を作りやすくすることも十分可能なのです。