不妊症の治療はどのように行われるのか

投稿日時:2019/06/06(木) 10:35

不妊治療の方法はさまざまで、
病院では不妊の原因に応じた治療を行います。

その中には、保険適用の治療法から
適用外の療法まであります。

不妊治療とは、言ってしまえば排卵と受精を
サポートする治療なのですが、
これにはタイミング法や排卵誘発法などがあります。

もしこれでも妊娠できないと、
人工授精や体外受精という手段を
取ることになるでしょう。

最初はタイミング法を行って、
自然な受精を試みます。

タイミング法とは、次の排卵日を予測して、
その前後に性交渉するものです。

これだけで妊娠できることも多いので、
試してみる価値のある方法です。

このタイミング法を、
もっと本格的に行うこともできます。

まず、経腟超音波検査をして
卵巣内の卵胞の大きさを測り、
直径が20ミリに達していると排卵が可能なため、
ここから排卵日を予測します。

また、同時に尿の中の黄体ホルモンを検査すれば、
さらに正確に排卵日がわかります。

ちなみに、基礎体温をつけることも、
排卵がわかるための補助となりますから、
妊活中は必ずつけるようにしましょう。

排卵誘発法は、薬によって排卵を起こさせるもので、
排卵が正常に行われないために、
不妊症になっている場合には有効な方法です。

また、人工授精や体外受精を行う場合にも、
補助的に排卵誘発法を併用することがあります。

上記のどの方法でも妊娠できないときは、
腹腔鏡検査を行います。

腹腔鏡検査は、お腹に小さな穴を開け、
そこからカメラを入れて子宮や卵巣などの様子を見るものです。

この検査の結果、子宮内膜症など
不妊の原因となる病気が見つかることもあります。





人工授精は、男性から採取した精液の中から、
正常な精子を取り出して洗浄し、
排卵日前後にチューブを使って子宮内に注入する方法です。

人工授精は一度で成功することは少なく、
数回行ってようやく妊娠できることが多いものです。

人工授精でも妊娠できない場合は、
生殖補助医療に切り替えます。

生殖補助医療には、
体外受精と顕微授精があります。

どちらも卵巣から卵子を採取して、
体外の容器の中で精子と受精させて子宮の中に戻すものです。

これで着床すれば妊娠が成立します。

このように、不妊治療にはいろんな方法がありますが、
前提として精子と卵子に、
受精できる力が残っていることが条件となります。

もしどちらか、あるいは両方に受精できるだけの力がないと、
妊娠することはできません。

また、不妊の原因はいくつかの要因が、
絡み合っていることが多いのが実情です。

これらの原因をひとつずつ解明して
解決してく必要があるため、
不妊治療には長い時間がかかることも少なくありません。

もし精子や卵子の力が弱っている場合は、
体外受精や顕微授精しか方法がありません。

顕微授精は元気な精子を選んで、
細い針で卵子の中に直接注入して強制的に受精させるものです。

受精できる確率は高いのですが、
もしこれでも受精できないと、
妊娠の可能性は遠のくことになってしまいます。

治療と並行して妊娠力を高めるのが子宝整体です。
本気で妊娠を望まれている方を応援しております。