妊娠しにくい理由とは?男女別に見る不妊の原因を探ってみよう

投稿日時:2019/04/18(木) 09:58

妊娠しないのは、女性側に主な原因があると長年思われてきました。

精子に異常があって妊娠しにくいとわかっていても、
女性がつらい思いをすることが多かったのです。

しかし、最近では不妊の原因は男性側にも多いことがわかっており、

2人で協力して妊活に取り組む夫婦も増えています。


■不妊の男女別原因

世界保健機構(WHO)の発表では、
不妊の原因が女性のみにあるケースは約
4割であるのに対して、
男性のみが
2割強、双方に原因があるのも2割強となっています。

このほか、不妊の原因がわからないケースも
1割ほどありますが、
上記の割合を見ると、男性に原因があるケースと男女とも
原因があるケースを合わせると
4割以上になります。

女性が妊娠しにくく、男性が妊娠させにくいケースも多いわけですから、
妊活をスムーズに進めるには、男性の協力が不可欠と言えるでしょう。





■女性の主な不妊の原因

女性の主な不妊の原因は、卵子の老化や卵管の異常、
排卵障害、子宮の異常などがあります。

卵子の老化は、加齢により卵子の数が減少するとともに、
卵子の質も低下します。


30代後半以降になると卵子の老化が進むため、
30代後半や40代女性の不妊の原因となりやすいのです。


卵管の異常は、何らかの原因で卵管が閉塞するために起こります。

卵管の中で卵子が精子の到着を待つわけですが、
卵管が閉塞すると卵子と精子が出会えないために
受精することができません。

また、排卵障害は卵子が正常に排卵されないことを言い、
子宮の異常とは子宮内膜症や子宮筋腫が原因となって起こる不妊のことです。


■男性の主な不妊の原因

男性の不妊は、造精機能障害、精路閉塞障害、
性機能障害などが原因となって起こります。

造精機能障害とは、精子が作られる過程で異常が発生することです。

精子は精巣で作られますが、
何らかの異常により精子の数が減少したり精子の運動率が悪くなったり、
奇形精子が増えたりします。

運動率の高い元気な精子が少ないと、
膣内に放出されても卵子までたどり着くことができないため、
受精することができずに不妊となります。


精路閉塞障害は、精子が正常に作られたのにも関わらず、
射精時に精子が通過する経路が塞がっているために、
精液の中に精子が混合されないまま射精する
閉塞性無精子症となるものです。

経路が閉塞する原因は、生まれつきであったり、
精巣上体が炎症を起こしたり、
鼠経ヘルニアの手術の影響で閉塞することもあります。

性機能障害は、いわゆる
EDと呼ばれるもので、
勃起不全や精力減退などが原因で、
性行為が正常にできないために起こる症状です。


EDは精神的なストレスや、血管の障害などが原因で起こります。
勃起しないために挿入ができない場合と、
挿入はできるのに膣内射精ができないケースがあります。

勃起不全は心理的要因が原因となることが多く、
妊活がプレッシャーとなって勃起不全となることもあるようです。

また、糖尿病などの病気が原因で、正常に勃起しなくなる場合もあります。


子宝整体は、女性のためだけにあるのではなく、
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