妊娠のためにやるべきこととは?まず妊娠のメカニズムを知ろう

投稿日時:2019/03/20(水) 09:38

妊娠には、妊娠できる確率があります。

若くて健康な男女でも、1回のセックスで
妊娠できる確率は30%程度しかありません。

つまり、新しく命を授かるのは簡単ではないのです。

これに、いろんな要素が加わると
さらに妊娠の確率は下がっていきます。

たとえば、年齢を重ねるだけでも妊娠率は下がりますし、
ストレスも妊娠を妨げる要因となります。

つまり、これらの状況を改善するのが妊活なのです。

といっても、妊活は特別なものではありません。

どうすれば妊娠するのかを知っていれば、
それだけで妊娠の確率はグンとアップします。

■妊娠の流れ

月経と同時に、卵巣の中に卵胞が作られます。

最初は20個ほどの卵胞がありますが、
半月くらいたつとその中で1個だけ2センチほどの大きさになり、
卵子となって卵巣から出ていきます。

これが「排卵」と呼ばれる現象です。

この排卵した日かその前日が一番妊娠しやすい日です。

そのため、排卵日を狙ってセックスすれば
妊娠の確率は高くなりますが、排卵日は外から見てもわかりません。

前月の生理日をもとに計算して、
「だいたいこのあたり」と見当をつけるしかありません。





■射精から受精

セックスにより膣内に射精された精子は、
子宮内から卵管に入って卵子にたどり着こうとします。

しかし、射精された膣内から卵子まで
たどりつくのは並大抵ではありません。

一説には、精子が卵子にたどりつくのは、
人間が日本から太平洋を泳いでアメリカに渡るくらい、
大変なことだといわれています。

そのため、膣内に放出された精液の中には数億の精子がいるとされますが、
無事卵子の近くまで行きつけるのはほんのわずかしかありません。

しかも、その中で卵子と結ばれるのは1個の精子だけなのです。

あとの数億個の精子の、生死をかけた努力は
すべて無駄に終わってしまうのです。

これだけを見ても、妊娠というドラマが
いかに壮大なものかがわかります。

こうして受精した卵子は受精卵と呼ばれ、
卵管から子宮へと向かいます。

そして子宮内膜に潜り込むと、
この状態を「着床」と呼びます。

この卵子が着床した状態が、
いわゆる「妊娠」なのです。

妊娠するとすぐに次の月経や排卵が止まるので、
女性も妊娠に気づきます。

さらに、乳腺の働きが活発になるため、
乳房が大きくなるなどの変化が現れるので、
外から見ても妊娠の兆候がわかるようになります。

■子宮の役割

着床すると次の月経や排卵が止まり、
受精卵は子宮の中で細胞分裂を始めます。

このあと約10か月間、胎児は子宮の中で育つわけですが、
胎児を育てる以外にも、子宮は大切な役割を担っています。

そのひとつが、月に1回受精卵を受け入れる準備をすることです。

受精卵が着床するには子宮内膜の存在が重要なのですが、
子宮は受精卵をいつでも着床できるように、毎月子宮内膜を用意します。

しかし、着床しないと子宮内膜が剥がれて分解され、
体外に排出されます。

この使われなかった子宮内膜が分解されて、
血液と一緒に排出されるのが、「月経」なのです。

このように、子宮は妊娠するために非常に重要な器官なのです。

妊娠に向けた身体づくりを子宝整体では
サポートしております。