20%以上キープを目指そう!

投稿日時:2018/12/19(水) 13:14

12月に入り、冬らしい気温となる日も増えてきました。

しかしながら平年より気温が高い日もあり、
寒暖の差の激しさから
体調面に不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

一般的に気温が下がる時期は、
基礎代謝が上がるとされています。
基礎代謝とは、内臓活動や体温の維持に必要な
エネルギーのことです。

冬に代謝が上がる要因は、外気温にあります。
身体が必要以上に冷えると、生命活動の維持が困難になります。
そのため、基礎代謝から熱を生みだす必要があるのです。

基礎代謝エネルギーを最も消費するのは、筋肉です。
筋肉はエネルギーを使って熱を生み、
体温維持に貢献しているのです。

人が活動するためのエネルギーは、基礎代謝だけではありません。

基礎代謝は全体の約60%を占めますが、
残りは身体活動量が約30%と
食事誘発性熱産生(DIT)が約10%とされています。

身体活動量とは、日常における動作や運動のことです。
食事誘発性熱産生とは、摂取した栄養素を分解した際に
熱が発生する仕組みのことです。

エネルギー代謝量のおおよその内訳は、以下の通りです。
全身(70kg):1700kcal/日
骨格筋:370kcal/日
肝臓:360kcal/日
脳:340kcal/日
心臓:145kcal/日
腎臓:137kcal/日
脂肪組織:70kcal/日
その他:277kcal/日
(引用元:厚生労働省e-ヘルスネット「ヒトの臓器・組織における安静時代謝量」)

安静時であってもエネルギーを消費するのですが、
最も消費量の大きな骨格筋の量は、
人それぞれです。

とりわけ女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、
エネルギー代謝量だけでなく、
体温も下がりやすくなります。



妊娠を希望される女性にとっても、
冷えは大敵です。

なお、冷え性は低体温と異なり、
外気温がそれほど低くない日であっても、
全身や手足、下半身などに冷えを感じる症状のことです。

冷え性を引き起こす原因として、
自律神経の乱れ、女性ホルモン分泌の乱れ、
血液循環不良、筋肉量の低下、
きつい下着や靴によって起こる皮膚感覚の麻痺などがあげられます。

血液循環不良によって引き起こされる症状には、
肩こり、腰痛、頭痛、生理痛、生理不順
便秘などがあります。

これら身体機能の低下は、
イコール妊娠機能の低下といっても過言ではありません。

血流改善には、湯船に浸かる半身浴や
ストレッチが効果的だといわれていますが、
それらは一時的な改善にしかならないのです。

改善効果を持続させるためには、
ストレッチに適度な運動をくわえて
筋肉量を増やすことが一番の近道です。

不妊子宝整体をテーマに施術を行っている当院では、
通院によるケアだけでなく、
習慣化できるセルフケアや栄養学のアドバイスを行い、
妊娠しやすい体質へと改善するお手伝いをしています。

身体の歪みを整えたうえで適切な運動を行い、
筋肉量を増やしましょう。

目指すゴールは、骨格筋の代謝量20%以上です。