妊活で話題のサプリ「AglyMax」とは?

投稿日時:2018/11/28(水) 11:26

AglyMax(アグリマックス)という名称を、
耳にしたことはありますか?

雑誌などで見かけたかもしれないけれど、
具体的にどういったものか知らない、
という方の方が多いのではないでしょうか。

AglyMaxとは、大豆に含まれるイソフラボンの一種で、
ニチモウバイオティックス株式会社(以下同社)が独自に開発したものです。

大豆イソフラボンは、
糖が結合した状態のグリコシド型イソフラボンと、
糖が結合していない状態の、アグリコン型イソフラボンから
成り立っています。

大豆イソフラボンは、
女性ホルモンのエストロゲンと
化学構造が似ているだけでなく、
同様の作用を持つ成分として知られています。

AglyMaxは、独自の麹菌発酵技術によって
イソフラボンをアグリゴン化し、
吸収性を向上させた商品の名前です。

AglyMaxが注目されるようになったきっかけは、
2011年12月に開催された第56回日本生殖医学会にて、
同社が発表した、とある研究結果にあると思われます。

その研究とは、
「大豆イソフラボン:着床環境改善への作用を確認」
というタイトルで、
東京医科大学産婦人科学教室の井坂恵一教授が、
AglyMaxの効果を検証したものです。

同社が武庫川女子大学との共同研究にて行った
大豆イソフラボンが不妊治療に有効であるという研究結果は、
2008年3月にすでに発表されていたため、
成分作用の確実性が増したというわけですね。



アグリコン型イソフラボンが着床環境を改善させる
作用について、簡単に解説します。

受精卵の着床時に関わる因子の一つに、
LIFがあります。
LIFとは白血球遊走阻止因子のことで、
細胞の成長、増殖、分化などに関係するとされています。

LIFは、エストロゲンやプロゲステロンなどと共に作られ、
着床時に増加することがわかっています。

アグリコン型イソフラボンの投与によって、
このLIFの分泌を高める作用が確認されたというのが、
着床環境改善の研究結果報告でした。

着床関連因子の一つであるLIFの数値が低い人ほど、
原因不明の不妊や、
胚移植の不成功につながりやすいともいわれています。

一般的なホルモン検査や遺伝子検査では、
LIFの数値を知ることは難しいかもしれません。

不足していない可能性のある成分を
サプリメントで補うことに対して、
抵抗感を持たれる方も多いでしょう。

実は、AglyMaxには、
着床改善以外にも、注目すべき効果があるのです。

それは肥満抑制や血圧低下作用が確認されている
ダイゼインが、70%以上も含まれていることです。
他にも、高い抗酸化力が確認されているため、
活性酸素の除去にも効果が期待できそうです。

健康サポートサプリメントとして、
試してみるのも良いかもしれませんね。

妊活において重要なのは、
妊娠しやすい身体づくりを心掛けることです。

不妊子宝整体を行っている当院では、
お一人おひとりの身体にあった施術内容を組み立て、
時間をかけて状態を改善させていきます。



参考サイト
http://www.nichimobiotics.co.jp/aglymax.html
http://www.isoflavone.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/04/75723e55791e4a20f32a491de76e5dd11.pdf