妊娠力向上に、骨盤が注目される理由

投稿日時:2018/08/30(木) 11:03

「骨盤を締めてダイエット」
という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

世の中には実に沢山の
骨盤に関するケア商品が販売されています。

空気圧の力を借りて骨盤を締める動きを行う機械や
補正下着(サポーター・ベルトを含む)、クッションなど様々です。

これらの商品を使用して
骨盤ケアができるのかというと……
実は、それほど変化は起こらないという検証データがあります。

その根拠となる要因の一つに、
骨盤の歪み方は人によって異なるという点があげられます。
一言で骨盤の歪みといっても、
複数のタイプがあるのです。

真っすぐに立った時、
横から見て腰が反っていて
お尻が後方へ出ている方は、
骨盤が前に倒れているタイプである可能性があります。

反対に、お尻は出ていないけど
下腹部だけが膨らんでいて、
やや猫背になる方は、
骨盤が後方へ倒れているタイプである可能性があります。

また、真っすぐ立った状態で正面から見た場合、
上半身に比べて下半身に肉づきが良く、
О脚気味、あるいはО脚である場合は、
骨盤が左右に開いている可能性があります。

真っすぐ立った状態で腰骨に触れた時、
左右で手の位置にずれが生じている場合は、
骨盤がどちらかに傾いている可能性があります。

最後に、一見してわかりにくいタイプであるのが
骨盤が前後左右に捻じれているタイプです。
肩こりや腰痛の症状を頻繁に感じる方は、
このタイプである可能性があります。

これらの歪みは、どれか一つのみのタイプとして現れる場合もあれば、
複数のタイプが混合して現れる場合もあります。



骨盤は、妊活中においても注目される部位です。
子宮を守る役目を担っているからというのが、
最大の理由のようです。

しかし、実際には子宮だけでなく、
胃・腸・腎臓・膵臓・膀胱などが
骨盤によって支えられているのです。

骨盤を引き締めることに関心が高いのは、
内臓下垂により子宮や膀胱が圧迫され、
不妊の原因やひん尿・尿もれといった症状が現れることを
不安に思ってのことと思います。

しかし、骨盤の歪みには様々なタイプがあるのに、
引き締めることにばかり注目しては
根本的な問題の解決にはなりにくいですよね。

骨盤ケアの正しい方法としては、
専門家の診察を受け、
適切な矯正を行うことがあげられます。

不妊子宝整体を行っている当院では、
お一人おひとりの状態にあわせた
骨盤矯正の施術を行っています。

骨盤をあるべき位置に戻し、
骨盤を支えている靭帯や筋肉を強くして、
妊娠力を向上させるのは、
妊活中にしかできないことです。

妊娠すると、出産に向けて
骨盤を開くことが容易になるよう
リラキシンというホルモンが分泌されます。
このリラキシンには、
骨盤の靭帯を緩ませる働きがあります。

妊娠する前から骨盤の靭帯が弱くなっている方は、
ホルモンの働きによってさらに靭帯が緩んでしまうと、
お腹の重みで前傾姿勢となり、
骨盤だけでなく背骨にまで影響が出てしまいます。

骨盤が正しい位置にあり、
靭帯が鍛えられた状態であれば、
内臓活動が正常に行われることにもつながります。

内臓活動が正常に行われることは、
栄養の吸収やホルモンの分泌が
しっかりと行われることでもあります。

即ち、自然妊娠の可能性が高くなることにつながるといえるのです。

また、妊娠前に骨盤を整えておくことで
妊娠中や産後の腰痛、肩こりが起こりにくくなるメリットもあります。
  https://www.facebook.com/events/218505425504819/