がん検診と婦人科検診は違います

投稿日時:2018/07/11(水) 11:54

人間ドックや健康診断などで、
女性特有のがん検診はセットで
ついていることが多いです。

子宮頸がんと乳がんは、
年齢に関係なく検診を受けておくと
いいかと思います。

ただ、それだけでは不十分ではないでしょうか。

20代以上の女性の多くは
働いていることでしょう。

加えて、結婚や妊娠・出産を
検討する方もいらっしゃいます。

今すぐでなくとも、
「いずれは…」と思っている人も
いらっしゃるでしょうね。

妊娠・出産をする可能性がある年齢の場合、
がん検診以外の検査もぜひお勧めします。

妊娠を望む場合、子宮や卵巣などの
器官について知らなくてはいけないことが
たくさんあります。


生理痛がひどい
排卵時に痛みを伴う
なかなか生理周期がしっかりしない
身体がむくみがち

気になるけれど、病院へ行くのは…
と思いがちな女性特有のトラブルは、
婦人科系の病気が隠されていることが
あるのです。




・子宮内膜症
子宮の内側を覆っている子宮内膜は、
月経ごとに剥がれて排出されます。

この子宮内膜が、子宮内部だけでなく
卵巣や骨盤臓器内などに入り込むと
子宮内膜症となります。

・子宮筋腫
子宮を形成している子宮筋層にできる
良性の腫瘍です。

40代になれば、2人に1人は子宮筋腫
と診断されると言われます。

・卵巣嚢(のう)腫
左右どちらかの卵巣が腫れて、
気付かないうちに大きくなります。

一番症状が出にくく、たまたま
見つかるまでわからないこともあります。


これらは、「不妊」の原因となる
女性特有の疾患です。

こういった疾患は、残念ながら
「子宮頚がん検診」では
見つけることができないのです。

さらに、婦人科の「内診」だけでは
しっかりと判別することが難しい
場合があります。

正確に判断するために、
「経腟超音波」の検査を
する必要があります。

この検査は、一般的な健康診断では
入っていません。

「自分から」検査を受けるように
しないと発見されないのです。


そして、婦人科系疾患の問題点としては
「ひどくなるまでわからない」
「偶然見つかるまでわからない」
ことがあげられます。

婦人科系疾患は、入院・手術以外にも
治療方法があります。

通院や服薬で改善される可能性も
たくさんあるんです。

今後もしかしたら妊娠を希望する
可能性がある女性の方、または
そのご家族の方。

成人を迎えたら、毎年とは言わなくても
定期的にがん検診と婦人科検診を
受診することをお勧めします。


これは、いずれ妊娠を希望している方、
妊娠・出産を経験された方どちらにも
当てはまります。

経産婦だから婦人科系の疾患にかからない
わけではありません。

「女性である」方は上手に婦人科と
付き合って欲しいと思っています。


原因がはっきりとしない
なかなか結果がでない不妊治療

妊娠を諦めてしまう前に、
本気で体質改善に取り組んでみませんか。

匠整体院では、骨盤の歪みを整える施術だけでなく、
食生活やセルフケアの指導もおこなっております。

女性特有の病気には、すぐに婦人科へ
相談されてほしいですが、
本気の「妊活」には匠整体院へ
ご相談ください。