顎関節症は妊活にも影響を及ぼす可能性も

投稿日時:2023/03/15(水) 10:10

天気予報で、花粉の飛散状況に関する情報が流れてくる季節になりましたね。

花粉症に悩まされている方の中には、
「花粉が昨年の○倍」「今日は非常に多くの花粉が飛んでいます」
といった情報を聞いただけで、
症状が出るという方もいらっしゃるようですね。



花粉の飛散が収まるまでの期間は決して短くはないので、
症状のある方は対策をしっかりして
お過ごしいただきたいと思います。

さて、先月のことになりますが、
厚生労働省よりマスク着用の考え方についての
新しいガイドラインが発表されました。

新型コロナウイルス発生から約3年が経過し、
耳が痛くならないタイプや、
呼吸がしやすい立体構造タイプが発売されるなど、
マスクそのものも進化を遂げました。

マスクありきの生活が当たり前になりつつあったようにも感じていたので、
突然の「個人判断」発表には、困惑するしかありませんでした。

当院は、お客様との距離が近いため、
施術中のマスク着用は、
マナー面から考えても続けることになると思います。

3月13日以降、
マスク着用が個人判断にゆだねられることになるわけですが、
花粉飛散が収まる5月中旬くらいまでは、
現状維持であるような気がしています。

そして4月は、
環境が変わる時期に重なることもあり、
よりストレスを感じやすくなるでしょう。

長期間のマスク着用と、精神的なストレスから、
今後もマスク頭痛や顎関節症(がくかんせつしょう)を
訴えられる方は増えるのではないかと考えています。

顎関節症が不妊の原因の一つとして考えられていることは
ご存知ですか?

顎と子宮という、物理的にも遠く離れている箇所の話ではありますが、
実は密接な関係にあるのです。

顎関節症が原因で起こる症状として、
卵管閉塞、卵管狭窄(らんかんきょうさく)、
卵巣のう腫、子宮筋腫などがあるそうです。

これらの病気が発生する原因は、顎関節症による
全身の骨格の歪みにあるといわれています。

骨格は筋肉に引っ張られて動かされており、
その筋肉は筋膜に包まれています。
筋膜は広範囲にわたっているため、
一見関係ない箇所の筋肉同士でも互いに影響している場合があるのです。

顎関節症が原因で発生する骨格の歪みもまた、
筋膜によって引き起こされていると考えられます。

顎関節症には、自覚症状がないものもありますので、
まずはこちらのセルフチェックを行ってみてください。
・口を開閉時に、痛みがある
・口の開閉時に、音がする
・硬いものを食べた時、顎に痛みを感じる
・口を大きく開くことができない(目安として、指3本分)
・かみ合わせが悪くなった



これらに当てはまるものがあれば、
顎関節症の疑いがあります。
顎関節症は歯科、口腔外科で治療することができます。

当院は、不妊治療専門の整体院です。
不妊の原因は、一つではありません。
複数の要因が重なり合った結果、起こっている症状です。

その原因を解消し、
妊娠しやすい身体づくりのお手伝いができれば幸いです。