妊活中に避けては通れない「性的同意」とは

投稿日時:2023/03/02(木) 10:06

2022年10月24日。
性交同意年齢が、110年ぶりに改訂され、
13歳から16歳に引き上げられました。

性交同意、あるいは性的同意は、
夫婦の間であっても必要なことです。

厚生労働省が行った調査の中に、
『「不妊専門相談センター」の相談対応を中心とした取り組みに関する調査』
というものがあります。

不妊専門相談センターとは、
自治体が主体となって設置している、
無料でできる相談窓口の一つで、
医師や助産師、保健師などが相談役を担っています。

センターに寄せられる相談内容としては、
身体的、精神的な負担、
生活と治療のバランス調整、
高額になる治療費、補助金制度に関する情報、
病院側とのコミュニケーションの取り方、
インターネット上から得た情報の正否、
夫婦間、家族・友人との関係性など
多岐に渡ります。

厚生労働省では、平成26年までに、
すべての都道府県と指定都市および中核市に
「不妊専門相談センター」を設けることを目標としていました。
そして、令和5年現在、全国86か所に設置されています。



相談窓口に寄せられるお悩みの種類は多いと思いますが、
根本にあるものは
「夫婦として、子どもが欲しいかどうか」
ということだと思います。

この、「子どもが欲しい」という言葉の前に、
「いずれは」「その時がきたら」という前置きがある方と、
「絶対に」「○歳までに」という前置きがある方では、
不妊治療に臨む姿勢が異なるということは、
おわかりいただけると思います。

この隠された前置き部分も含めて、
夫婦として話し合われていない場合、
ほぼ、確実に、不妊治療中に不仲になるといわれています。

不妊治療の中には、
痛みを伴う採卵や排卵障害治療のための注射など、
女性の身体に負担をかけるものがあります。

男性の身体に負担をかける治療がないというわけではありませんが、
それでも主に治療を受ける側になるのは、
女性の方が多いように思われます。

不妊治療を始めたばかりという方だけでなく、
現在治療中であるという方も、
母体となる女性自身を
いたわることができる言動を心がけたいものです。



男性として、妊活中にできることといえば、
「妊娠のための知識と理解を深めること」
ではないでしょうか。

そこで重要になってくるのが「性的同意」なのです。

女性は自らの月経のサイクルを把握するため、
月経カレンダーをつけている方も多いでしょう。
とはいえ、「今、生理中です」と、
声高らかに宣言する方は少ないと思います。
たとえ夫婦であっても、言いにくいことというのはあります。

だからこそ、男性側から女性をフォローするという形で、
月経サイクルを夫婦間で把握することを、
妊活中の性的同意の一つとしても良いのではないかと思います。

病院での治療を続けている最中であっても、
普段の生活の中に、タイミング法を取り入れることを
問題とする医師はいないと思います。

当整体院は、不妊子宝整体を通して、
本気で妊活に取り組むご夫婦のサポートをしたいと考えています。