「排卵日」にこだわらず、普段からの二人のスキンシップを大切に

投稿日時:2020/06/24(水) 10:22


妊活を始めて、なかなか子宝に恵まれないと
「もしかして不妊!?」という不安が
頭をもたげてくるかも知れません。

そうなると、多くの人が意識してチャレンジしてみるのが、
「タイミング法」だと思います。

最も妊娠の可能性が高いとされる排卵日を予測して行う方法です。
卵子の寿命はおよそ1日、
精子の寿命はおよそ3日とされているので、
排卵日の3日前から翌日ぐらいまでが、
妊娠できる可能性が高いと考えられます。

排卵日は、生理周期が28日周期で安定している場合、
生理が始まった日から約2週間後に起こると言われています。
でも、ストレスの多い現代社会。
生理周期が不順だという人も多いかと思います。

他に排卵日を知る方法として、
・基礎体温表
・排卵日検査薬
・卵胞チェック(エコー検査)
等があります。

卵胞チェックは、婦人科や不妊治療専門の医療機関などを
受診する必要があるので、
いよいよ本格的に不妊治療、という時に利用することになります。

基礎体温表は、普段からつけている人もいるかと思います。
生理開始日から排卵日までの低温期と排卵日から整理開始日の高温期との
基礎体温の変化で排卵日を見つけるものです。
低温期と高温期の差は0.3~0.5度とされるので、
正しく検温できていないと分からない、ということもあり得ます。

排卵日検査薬は、妊娠検査薬と同じように尿で検査するものです。
排卵日の前には、黄体形成ホルモンの分泌量が短期間に急激に増えます。
これをLHサージといい、このあと約40時間以内に排卵があるとされているので、
それを利用して排卵を予測する補助ツールです。
ただし、妊娠検査薬のように気になる時だけ利用するのではなく、
次の生理予定日の17日前から毎日使用する必要があります。
市場に出回っている尿の検査薬は、1回あたり100円弱から200円強。
ずっと続けるとなると不妊治療よりは安いけれど、
ちょっと負担となるかもしれません。

自分で排卵日をチェックするなら、
ちょっとめんどうでも基礎体温表が取り組みやすいのではないでしょうか。








さて、排卵日の予測ができるようになってきたからと言って、
妊娠確率が高くなる日ばかりを意識するのは良くありません。

「この日でなくちゃ」とか「確率が高い日だから」という理由で、
セックスをするのは大きなストレスになることもあります。
妊活でタイミング法を意識しているのに、なかなか妊娠しないとなると、
女性は生理がくるたびに落ち込んでしまうことも。
男性も子宝を授かるためだけにセックスしているのでは?と
ストレスとなり、行為ができなくなってしまうことがあります。

良いと思ってやっていることが、
かえって二人を悩ませることになるのは本末転倒です。


実は、週に2~3回セックスをしているカップルの妊娠確率は、
1年間で85%と言われています。
週に2~3回だと、常に精子が女性の体内にあることになり、
いつ排卵が起こっても精子と卵子がめぐり会える可能性がある状態と言えます。

これなら排卵日の予測がうまくいかなくても気に病むことはないですよね。

また、「排卵日だから」のプレッシャーからも
少しは開放されるのではないでしょうか。

まずは普段からの二人のスキンシップが多くなるように意識してみましょう。
それで1年ほどたっても子宝に恵まれない場合には、
次の妊活ステップを考えましょう。

子宝整体でも、そのお手伝いをしています。