精子の妊娠力を高めましょう

投稿日時:2018/09/13(木) 10:37

不妊の原因は自分にあると考えてしまう
女性の方が多い一方、
男性自身が自分に原因があると考える傾向は低い
という調査結果があります。

これは、株式会社リクルートラウフスタイルが、
2017年5月26日に発表した
「男性の不妊に関する意識調査」
にて、あきらかになったものです。

夫婦の生活環境にもよりますが、
一定期間が経過したなかで
妊娠の兆候が見られない場合、
不妊症を疑うという方も増えてきているようです。

生殖器官に明らかな病気や疾患が見られない場合、
生活習慣の見直しや、
栄養、体調管理などを行うだけで
妊娠できる可能性は高くなると考えられます。

女性であれば、
自身の卵子の質や老化が気になるところですが、
同時にパートナーの精子の状態が気になったことがある
という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

男性自身が、自分の精子の状態に
どれだけ関心を持っているかは、
同時に、どれだけ子どもを持つことに積極的であるか
ということに結び付くような気がします。

子どもが欲しいと考えていても、
夫婦の営みが月に2回や3回では
積極的であるとはいえませんよね。

精巣では、毎日精子が造られているのですが、
形成から受精能力が備わるまでの期間は、
74日間であるといわれています。

そこから射精されるまでにかかる日数は、
14日間もあるのです。

精子は毎日造られるとはいっても、
実に3ヶ月もの間、体内に存在することになるのです。

射精によって体外へと押し出されるまでに
14日間もかかると考えると、
長すぎる禁欲生活は良くないことだと思いませんか?

月経の周期から、排卵日を予測するシミュレーターなどで
行為を行う日を決め、
その日以外はことに及ばないといった
性生活を送ってはいないでしょうか。



卵子は月に一つ、一度きりしか出てこないため、
排卵する前までに状態を整える努力をすることが
理想であるとされています。

精子の場合は、新鮮な精子を子宮に届けられるよう、
禁欲は1日から2日とすることが理想だといわれています。

精子自身が体内に長く留まっていると、
精液の量は増えますが、
古い精子から活性酸素が放出されることとなり、
精子の活動機能や生成能力を
低下させてしまう恐れがあるといわれています。

実は、頻繁に射精をすること以外にも、
男性が妊娠力を高められる方法があります。

もしあなたが喫煙習慣を持っているのだとしたら、
自分の健康はもとより、
一緒に暮らす家族のためにも
禁煙することが望ましいでしょう。

喫煙は、精子量や精子濃度だけでなく、
運動率や正常な精子が造られる確率、総合的な精子の数に
深く関わっているとされています。

喫煙の他には、
ストレスやアルコールの摂取が挙げられます。

強いストレスは、
自律神経の乱れをはじめ、勃起不全や射精困難といった
状況を作り出してしまう可能性があります。

アルコールを摂取すると、
肝臓内ではアセトアルデヒドと呼ばれる
有害毒素が造りだされます。

アセトアルデヒドは、
細胞内のミトコンドリアを傷つけてしまう作用を持っています。
血液に乗って全身を巡った毒素は、
やがて精巣にも到達し、
精子に存在するミトコンドリアも
傷つけてしまうかもしれません。

ストレスはこまめに発散し、
アルコールの摂取は可能な限り控えましょう。

女性も男性も、
不妊子宝整体で妊娠力を高めると同時に
健やかな身体を手に入れ、
毎日を元気に過ごして欲しいと思っています。