放っておけない「おりもの」事情~細菌編~

投稿日時:2018/09/06(木) 14:18

妊娠を望む女性が一番気にかけていることは、
毎月の月経のことではないでしょうか。

不妊治療をはじめていなくても、
スマートフォンのアプリや
基礎体温表などから、
独自にタイミングを測って
受精を試みている
カップルの方も多いことでしょう。

確かに、月経のサイクルを整え、
排卵の可能性がある日を
事前に知ることは、
とても重要なことといえます。

しかし、月経と同様に気にしていただきたいのが、
「おりもの」の存在なのです。

おりものは、無色透明であったり
乳白色であったりしますが、
基本的には無臭です。

おりものの量が多くて、
専用のライナーなどを使用しているという方も
いらっしゃるかもしれません。

もし、専用ライナーを使用しているのであれば、
生理用のナプキン同様、
定期的に交換し、
清潔にすることが大切です。

おりものには、膣内を弱酸性の状態にして、
細菌の感染を防ぐ役割があります。

万が一、おりものの色が黄緑色に変化し、
臭いがするようになったら、
細菌による感染症を疑いましょう。




女性が感染する細菌感染には、
幾つかの種類があります。

○クラミジア感染症
クラミジア・トラコマティスという細菌によって発症します。

自覚症状は殆どなく、気づきにくい感染症の一つです。

主な症状として、おりものの増加、
不正出血、下腹部の痛み、
排尿痛、性交痛などがあります。

○性器カンジダ症
真菌のカンジダによって発症します。

カンジダ菌そのものは常在菌なのですが、
免疫力の低下や膣内の環境変化などが原因で発症することがあります。

主な症状として、おりものの増加、
おりものの状態変化(年液状から酒粕状へ)、
陰部の痒み、炎症、痛み、性交痛などがあります。

○トリコモナス膣炎
腟トリコモナス原虫に感染することで発症します。

性交を行っていなくても、
公衆トイレの便座などから感染する例もあります。

主な症状として、
おりものが黄色くなる、
膣壁が通常より赤くなる、
膣内に点状の出血がみられるといったものがあります。

○淋病
淋菌に感染することにより発症します。

主な症状としては、
おりものの増加、軽度の不正出血などがあります。

男性に比べると、女性には明確な症状が現れにくいため、
気づきにくく、放置されやすい感染症でもあります。

これらの細菌感染に早く気づくためには、
毎日のおりもの観察が欠かせません。

自覚症状がないがゆえに、
細菌感染を放置していると、
不妊の原因となり得ることがわかっています。

万が一疑わしい症状が見られた場合は、
早いうちに病院での検査をしてもらい、
適切な治療を行いましょう。

不妊子宝整体では、
施術を受けることにより、
免疫機能の回復や血行不良の改善が見られた場合には、
膣内環境が整い、細菌感染が起こりにくくなると考えています。

正常なおりものの分泌は、
細菌感染を防ぐだけでなく、
精子の侵入を助け、子宮への到達率を高める作用も
持ち合わせているのです。

下着につくと不快に感じることの多いおりものですが、
妊娠を望む女性にとっては、
頼もしい存在でもあるのです。

当院での不妊整体施術と併せて、
妊娠しやすいおりものの状態を手に入れましょう。
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