妊娠を望むカップルに言ってはいけない言葉

投稿日時:2018/08/02(木) 10:42

「普通」に妊娠して出産できるもの
何となく、どなたも感じていることでしょう。

もちろんそうあってほしいですが、
少なくとも10組に1組は不妊であると
言われている現状はなかなか厳しいです。

子供を望んでいてもなかなか恵まれないこと
に対する理解は進んできているとは言え、
それでも公言できる人たちは少ないと思います。

そして、多くの人が日常生活を送りながら
不妊治療に取り組んでいます。

不妊は「病気」ではないのです。
けれども、精神的には同じケアが必要だと
感じることがあります。


病気や疾患が分かった際、
「病名」がはっきりするまで不安です。

病名が分かった後、
「どうしてなってしまったのか」
「何がいけなかったのか」
と悩まれることがあるでしょう。

治療が長く続いたり、日常生活に支障がでたり、
それこそ生死に関わるような場合は
「原因が自分にあったのではないか」
と感じる方もいらっしゃいます。

ひとつの病に関して、100%の「原因」を
知ることは不可能かもしれません。

周囲や家族も病気に動転して
「どうして病気になった」
「原因をちゃんと確認したのか」
と本人に問いただすことがあります。

スキーで転んで骨折した、
であれば病名と原因がはっきりしていますが、
ほとんどの場合はそうではないでしょう。

本人も知りたいぐらいのはずです。



不妊に関しても同様のことが言えます。

ちょっとおかしいな
もう少し様子をみてみよう
さすがに病院へ相談に行こう

詳しい検査をするまでもなく、
「正常な性生活があるにも関わらず、
 1年以上妊娠をしない」
場合は不妊と診断されます。

診断をされると、少しだけ気持ちが
納得できるように感じるとも言われます。

ですが、ここからです。

一体どうして不妊なのか?
「原因」が知りたくなるのは当然でしょう。

女性側の子宮や卵管、頸管などの機能的な問題や
排卵障害などが考えられます。

男性側の精子形成障害や精子通路障害、
性機能障害などが考えられます。

ただ、残念ながら機能的には何ら問題がない
けれど妊娠することが出来ない状態である
場合があるのです。

女性では4割以上、男性では2割以上
「原因不明」の機能性不妊と言われます。


不妊治療は、原因不明であっても
段階を踏みながら行うことができます。

無事に妊娠や出産ができるまで、
心配ごとは尽きません。

治療の途中では原因はわからないながらも
「自分のせいではないか」
と感じる時があるでしょう。

そんなふたりに
「原因はわかったのか」
「何でわからないんだ」
「やっぱり○○が原因じゃないのか」
なんて言わないでください。

少なくとも、本人たちや家族が
原因を究明したからと言って、
現状が変化するわけではありません。

1つも後悔のない人生を歩んできた
なんて人は少ないでしょう。

「これから」の方が大切です。
対策をしっかりする方が重要です。

ふたりの家族が落胆している気持ちは
わかります。
どうかそれ以上の気持ちを抱えている
おふたりをご理解ください。

妊娠を希望されるおふたりを
本気でサポートする整体院があります。

諦める前にご相談ください。
徹底的に応援いたします。