かかと落としで、全身を整えてみませんか?

投稿日時:2018/05/24(木) 11:23

筋トレという言葉はよく耳にしますが、
骨トレという言葉も存在することはご存知ですか?

骨トレとは、骨を鍛えることです。
筋肉トレーニングでは「負荷」をかけることが一般的ですが、
骨トレーニングでは「衝撃」を与えることがポイントとされています。

ここでいう「衝撃」とは、
叩く、打つといったものではなく、
歩く、走るといった行為によるものを指します。

骨には、重力や衝撃といった
力学的負荷といわれるものを感知すると、
骨芽細胞から「骨を作れ」という
指令が発せられるという特徴があります。

反対に、寝たきりや衝撃のない状態を長く続けると、
身体は無重力状態に置かれたことと
同じ状況になるといわれています。

重力がかからない状態になると、
骨へのカルシウム沈着という作用が促されず、
骨が脆くなっていってしまいます。

骨が脆くなることで発症する
骨粗鬆症という病気は、
閉経後の女性が罹患しやすい病気として知られています。

近年、骨粗鬆症や骨減少症は、
閉経前の女性でも罹患することのある病気として
早期対策が求められています。



そこで、注目されているのが
骨トレなのです。

骨トレの代表的なものは
「かかと落とし」と呼ばれるエクササイズです。

格闘技の技として知られているものではなく、
つま先立ちの状態から地面に向かって、
勢いよくかかとを落とすというものです。

〇骨トレ・かかと落としのやり方
1.転倒しないよう、軽く足を開きます。

2.背筋を伸ばし、バレリーナになったようなイメージで
まっすぐ真上に伸び上がります。

3.勢いよくかかとを下ろします。

1日に30回を目安に行うと、
効果的であるといわれています。
また、毎日わずかな回数だけでも
継続して行うことが望ましいとされています。

このかかと落としを推奨しているのが、
歯学博士でもある平田雅人教授です。

骨から作り出されるものとして知られていたのは
骨髄の造血作用や、不足分のカルシウムでした。
しかし、様々な研究機関により、
骨からホルモンなどの生理活性物質が
作り出されることが明らかになってきたのです。

骨ホルモンとも呼ばれる物質が作り出されるのは、
骨が衝撃を感じ、新しく骨を生成しようとする時です。

オステオカルシンとも呼ばれる骨ホルモンは
ごく微量ながら、とりわけ糖尿病の症状改善に
効果があるといわれています。

ほかにも、男性ホルモンを活性化させる効果があることから
生殖能力の向上作用が見込まれるといった報告もあります。

さらに免疫力の向上や肥満防止効果
筋肉の生成や、
コラーゲンの生成にも深く関わっているとされているため、
若返りホルモンとも呼ばれているのです。

骨の形成は20代でピークを迎え、
更年期を迎えると急激に減少します。

女性ホルモンや男性ホルモンの分泌サイクルを
正常に保ち続けるためにも、
若返りホルモンといわれる
オステオカルシンの分泌を促進させる運動を
始めてみてはいかがでしょうか。

不妊子宝整体では、妊娠活動を行う上で最も重要となる
妊娠できる体質への改善を
徹底的にサポートしています。

周囲に相談するにはデリケートな問題だからこそ、
専門家のサポートが大切だと考えています。

安心してご来院ください。